1力月あたり100時間以上の時間外労働は、過労死の労災認定ライン

 

 

アジサイの葉の上のカタツムリ、この季節の風物詩です。子どものころはたくさん見かけましたが、生息数が減ってしまったのか、都会ではなかなか出会えません。

さびしいな、と思っていたら、「数が減ったせいばかりではありません」とある人に言われました。

「子どもには見えるものが、大人になると見えなくなるのです」。

 

まずは腰を落として目線を子どもの高さにあわせます。

目を大きく開いて、ここが大切なのですが、童心にかえって無邪気に探せば生き物たちが見えてくると言うのです。

ほんとかな…と思いながら、公園の草むらで試してみました。

なんと、小さなカタツムリを見つけました。

「何もいないだろう」という思い込みが邪魔をしていたのですね。

 

ちよっとした驚きです。

年を重ねていくと、過去の経験や習慣がバリアになって目の前の事実や出来事をそのまま受け入れることがむずかしくなる、なんて言います。

そんなことないよ、と言いたくなりますが、カタツムリのこともあるし、「思い込みで見えないものがある」という警戒心はもっておきたいと思います。

 

会社も同じような心構えが必要です。

「なんて会議が好きな会社だろう」

他社での就業経験をおもちの方が、当社に入って驚くことのひとつは会議のもち方だそうです。

 

「発言も求められないメンバーまで長時間の会議に出席しているのは不思議に思いました」

関係者が顔をそろえ、定期的に進渉状況を共有し、方針をお互いに確認する。

相互理解や協調を重んじる当社らしい光景のように思いますが、情報共有が必要という「思い込み」が会議の効率化をむずかしくしているのかもしれません。

女性の意見も、男性中心組織の「思い込み」を取り払い、見えなかった問題を浮かび上がらせます。

 

組合本部には2人の中執がいるのですが、飾らない、素直な問題提起に「なるほど」と思うことも多いです。

ここで社会的性差(ジェンダー)を強調するつもりはありませんが、女性のほうが感じたありのままを表現するのが得意な人が多いと思います。

男性はというと、自分の所属する組織の中では違和感をもつことがあっても、「上の判断だし、それはそれで理由があるのだろう」と、いったんは受け入れようとする保守的な傾向があるようです。

 

経験を重ねていけば、自分でも気付かないうちに、ものの見方、考え方は固まってきます。

だからこそ、異なる立場からのさまざまな意見や、ものの見方を受け入れる柔軟さが大切です。

 

 

 

1力月あたり100時間以上の時間外労働は、過労死の労災認定ライン

 

 

どの程度の長時間労働によって「過労死」のリスクが増大するか、皆さんはご存じでしようか。厚生労働省の労働災害に関するデータによると、脳•心臓疾患の場合は、時間外労働時間が1力月平均80時間を超えると急激に増加しています。

 

また、時間外労働について、1力月あたり45時間より長くなるほど業務と発症との関連性が徐々に強くなるとされ

①1力月間に100時間

②2〜6力月間に毎月80時間を超える場合を、過労死の労災認定基準とされています。

 

長時間労働によって帰宅時間が遅くなると睡眠時間を確保することが難しくなり、睡眠不足の状態で翌日も仕事をすることで生産性も落ち’さらに労働時間が長くなる悪循環を起こします。

このような長時間労働は心身の機能に悪影響を及ぼし、病気を引き起こすリスクが高まります。

そのため恒常的な長時間労働は、疲労の蓄積を生み、脳•心臓疾患を発症させる危険性が高まり、最悪の場合、死に至ります。

 

仕事でトラブルが発生したときや、納期に追われているときでも、このようなリスクがあることを意識しながら、自分自身で働き方を見直していくことが大切です。

 

 

では続きはまた次回に。